ぶにゃねこメランコリー

被虐の日々、頑張って生きる ぶにゃねこのめらんこりー(憂鬱)

【番外編】telepathy cat 3.5 ぶにゃねこ、警察のお世話になる!?(*`ΦwΦ′ノ*)ノ

ぶにゃねこは危機に瀕していた。

毎夜、幻覚が見えるようになり、重機によって悪い人たちが家の中に侵入して来るというものだった。病気の症状かというと、そうではないと確信していた。

 

ある日には、玄関のドア越しに応答すると、悪い人により声紋をコピーするハンディ・ツールを用いて、なにか、これからの災厄を予感させる幻覚があった。

 

何かがおかしいと思い、管轄の警察署さんに毎夜のように通報をして、通報を繰り返し、再び通報をし、再度通報した。

通報魔と化したぶにゃねこである。

しかし、恐らく数回、警察職員さんが来てくれても、何も異常はない、とのことであった。

 

でも、おかしい、おかしいのだ。病気により幻覚が見えたことなど、急性期のほか、殆どないと言える。

ある日などは、深夜、阪神タイガース六甲おろしが聞こえてきた時があった。

優勝もしてないのに大騒ぎである。

普通に生活をしていたら、深夜に六甲おろしは聞こえないのだ。

 

別の日には、鍵穴から廊下を覗いてみると、悪い二人が、燃え盛る2階で「灼熱ダンス」を踊っているではないか。大火事である。

これは急いで通報しなくては、といつものように警察署に連絡を取ると、電話に出たおなじみの担当さんから、お叱りのメッセージを受け取るばかりであった。

これでは命がいくつあっても足りないのではないか。死んでしまうにゃ!

・・・・・・と、思いきや、明くる日確認してみると、自分の自室からは扉に鍵こそ付いてはいるものの、「鍵穴など無い」し、灼熱の炎の跡もなく、いつもの様子と変わりがないのであった。

おかしい、これはまるで統合失調症ではないか。

もしくは、重度の鬱病患者を利用しての、何らかの・・・

 

更に、謎に包まれた実家のテレビ取材をきっかけとした事件。

ぶにゃねこには、何も知らされていないものの、(家族は知っている、との情報もある)家族からの反応は明らかにテレビ局との接触が、(今考えてみると)あったものとみなして良いものがあった。幻覚に類する作用も実は・・・なのではないか。

ツイッターに書いたお笑いの師匠さんの深夜枠面白芸に関するツイートに、その師匠さんからある番組で直々にコメントを頂いた。

ラジオでは全裸になるが、テレビでは下ネタは絶対言わない事を信条としている野球系知性派タレントさんから、教育テレビの差し替え番組において、

「ある貝の排水口から出されているものは何でしょう?」との問に、高卒ながらの知性派タレントさんは、

「タンパク質」と珍しく下ネタ解答を披露し、スタッフたちの笑いを誘ったのだ。スタジオは差替番組らしく、やや簡素なスタジオ構成となっていた。

更には、日本一、といっても焼鳥どころの話ではなく、本当の日本屈指の人気を誇る司会者さんによる自分の仕草への笑顔を介しての、モノマネがあったのだにゃー。

これはさすがになにかの間違いではないかと思ったのだが、記憶には確かにある。ぺこーらよりも有名かもしれないにゃ。タモリさんではない、とだけ。(ΦwΦ;)スタジオは、オブジェをいくつか取り除いたような雰囲気であった。

ふーむ、ぶにゃねこにはなにも分からないにゃー。

 

 

そして、ある日、地獄がリアルにやって来た。

本当に自室のドアを蹴り飛ばす、ちょっと悪い人がやって来たのだ。ドア越しだけど、大きな音がしたから分かるのだ。

ぶにゃねこは、いつか来るであろうと予感していた。ので、イスの背もたれを利用して、ドアノブが落ちて開かないように、背もたれをノブに引っ掛けた。

しかし、ぶにゃねこは極めてパニックに陥った。自室は2階にあるのに、悪い人が入って来れるかというと、ベランダから入ってくるしかないのだが、それが簡単に入ってこれてしまうというのだ。SAT(特殊急襲部隊)さんかな?

 

ぶにゃねこは大混乱。家族が公の機関さんに連絡したらしく、ぶにゃねこはケイオス状態、警察職員さんたちは大迷惑。

 

親切にして下さいましたが、ちょっと署まで気晴らしに来て下さい、とのことでした。別に、違法薬物とかは持っていないので、心配はしていなかったのにゃが、これが警察のお世話になるというやつかにゃ?ということで、どうしよう、とかなりの不安感に包まれたのでした。

 

警察署にて。

拘置所だか勾留所だか、よく知らないにゃが、毛布とトイレのある隔離個室に入るという体験をしたのだwww普通、こんなところに来れますかね?

時計があったのか無かったのか、記憶が定かではない。

何をしているんだろう、とは思うものの、このような実家の自室の状況では仕方がないか、とも思ったのだにゃ。

寝てしまおうか、と思い毛布を頭に被ると、注意されたのだな。

トイレに立ってから暫くして、職員の方がやって来た。

「これから大事なことを聞きます。」というのだ。

やべー、なにか、人生の岐路に立たされている予感がする。

「あなたは、自分がやっていることが正しいことだと感じていますか。」という言い回しをされたと思うのだ。

ぶにゃねこは、

「自分では正しいと思っていますがにゃ、周りの皆様から非難されれば仕方のないことだと思いますにゃ。」

というふうに答えた。すると職員さんは、精神病院への入院を促すような話を出した。

家族もそれに賛成のような雰囲気を以前から感じていた。

ただ、

これはどっちの答えを出しても、入院コース確定であるのではないかにゃ(*ΦwΦ*)

「それでは、自分では入る意味は薄いと思いますが、入院したいと思います。」

と答えたのであった。

 

精神科への初めての入院が決定した瞬間であったのだ。

ぶにゃねこの運命や、いかに!ただの病院ではないのかもしれない!

(そりゃ、無料じゃないだろうにゃー)ボソッ