ぶにゃねこメランコリー

被虐の日々、頑張って生きる ぶにゃねこのめらんこりー(憂鬱)

telepathy cat 6 ぶにゃねこの精神科隔離病室(*`ΦwΦ′*三*ΦwΦ′*)

 

ぶにゃねこは、警察車両により正体不明の巨大病院へと移送された。

警察職員さんも6~7人ほど、帯同して頂いたにゃ。

 

当直医と思われる、簡単な問診、精神状態など、ついでに学歴まで聞かれるとほぼ入院が確定したようなものであった。

当時の記憶としては、不鮮明なものであるが、ロビーに居た複数の怪しげな男たちを警察官が見て、「牽連犯だな。」と苦笑いしたという話がある。

牽連犯という言葉の記憶はあるものの、曖昧な解釈をしているかもしれないし、また、その言葉はぶにゃねこを指すようにも、男たちを指す言葉にも聞こえたのだにゃ。

 

当直医の診断から暫くして、ぶにゃねこは入院先へと案内された。

案内された部屋は宇宙船を思わせるものがあったが、気が付いた時には鉄格子の部屋で抗束帯により全身を縛り付けられていた。

 

抗束帯を着けられていた期間は10日前後といってよいにゃ。

歯を磨く事もできない状況であり、また、精神保健指定医による診察もなかった。ネットで調べたところによると、毎日の診察が必要とのことであるにゃ。

異常である。ここは、〇〇◯◯病院だよ、と告げられたのは、ベッドに強く抗束帯により固定された後であった。

更には、看護師により、謎の手術に関する同意書を見せられたが、のちに親しくなったその看護師からは「こんなもの、同意するわけないよね。」と、サッと引いてくれたのであった。

 

隔離病棟では不思議なことばかりが起こったにゃ。

異国風の塔に幽閉されているような雰囲気に包まれたり、誰も居ないと思われる病室から、次々と符牒のような大きな音が聞こえてきたり。また、その符牒を乱すと、失望の歓声が上がったように感じた。

また、腹式呼吸による警察の追跡調査、つまり、呼吸運動と連動して犯人をレーダーで捉えるというものである。連日の調査であった。微動だにせずとも、レーダーは簡単に乱れた。

また、窓の取っ手を立体視により映像スクリーンへと投影する、あまりにも奇妙な映像技術が何本も観られた。地獄の集会所を撮影したようなものもあった。

 

頭がおかしい、と思われるだろうかにゃ?

これは、ぶにゃねこには常識となっている「まことしやかなまやかし」と、その他最先端の科学技術であると推定している。

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