ぶにゃねこという猫がいたのだにゃ。猫は鋭いにゃ！(つ*`ΦｗΦ′*)っーーﾋﾞｼｨｯ！
ぶにゃねこは、地方の高校に進学したのだが、1年生の時、いじめに遭ってしまったのにゃ。それがきっかけで、重度の鬱病になってしまったのだにゃ。
登校拒否になりながらも、担任の先生が家庭訪問などをして頑張ってくれて、マラソン大会で9km走ることを条件などにして、進級できるよう取り計らってしてくれたのだ。
登校拒否をしていた引き篭もりには、あまりにも過酷な試練だったにゃが、脳ミソぶにゃぶにゃになりながらも、なんとか、競技場のゴールに辿り着き、担任のS先生から祝福を受けたのだ。競技場には、幼馴染の姿も見えた気がしたのだ。顔面蒼白の自分の姿を見て、かつての親愛ぶりとは打って変わって、他人事のような視線があったのだ。
それでも、なんとか2年生に進級出来たのだ。
奇遇か、取り計らってくれたのか分からないが、明るい幼馴染と同じクラスになったのだ。それが救いになるかと思ったのも束の間、再度のいじめに遭ったのだ。
いじめに遭った理由は、重度の鬱病の前駆症状による「ぎこちなさ」が原因だと思う。
鮮烈な明るさを持っていた幼馴染に笑いかけても、もう、その娘には彼氏がいたかもしれなかったのだにゃー。
とにかく、当時の自分には、一年生の時に既に人生をずたずたにされていたから、幼馴染とクラスが同じであろうと、それすらも無意味なことであったのだ。
ぶにゃねこは退学を決めた。表面上は明るいクラスではあったけど、陰湿なリーダーが一人。そいつが人権を握ってしまったのだにゃ。
一応、進学校だから、暴力はなかったのだ。後ろの席からの言葉責め。延々と続く言葉責め。末期には咳払いをされると、振戦（ふるえ）が起こってしまう。
暴力を振るったのはむしろ、ぶにゃねこの方だったのだ。あるとき、別に怒ってなかったけど、仕方がないから、いじめっ子を何度も殴ってやったのだ。椅子をぶん投げてやろうかと思ったけど、その教室は固定式だったのだ。でも、あれほどスッキリしたことはなかなかなかったにゃー。
まあいいのにゃ。とにかく退学したのだ。最後に幼馴染の姿でも見てから帰るか、と思ったものの、既に別の教室に移った後のようだったのだ。まあいいか、ねこはそう思った。
学校を辞めたからと言って、就職するとかそういう気はなかったのにゃ。
出来れば頭の良いとされる大学に行きたかったのだにゃ。
しかし、人間関係はズタズタ。すれ違う人の波、すべてから悪口を言われている気がしていたのだ。
4年制の通信とか、フリースクールとか親に勧められたのだが、人間関係が嫌になっていたし、進学校に通っていたというプライドから、そういうところには行きたくなかったのだにゃー。ぶにゃねこは嫌なやつにゃ！(*`ΦｗΦ′*三*ΦｗΦ′*）
大学受験をする為には、高卒認定というのを取らなければいけないのだな。
これが結構厄介なのだ。高校で学ぶと思われる、あらゆる教科を広く浅くやらなくてはならないのだ。
ぶにゃねこは、数学だけ勉強して、あとは一般常識で対応したのだ。そうしたらなんと、一発で合格したのだ。高校一年生の単位を取ってあった分も、差し引いて貰えたしにゃ。
でも、高校に行けなかった人とか、自分みたいな中退者には、重くのしかかる試験であることには変わりないから、何とかなんないのかなこれは。
とにかく、大学に入るためには受験勉強にゃ？ちうわけで、エール出版社の合格者お勧め参考書を調べて、人気のある教科書類を漁りまくったのだ。
しかし、ぶにゃねこは重度の鬱病だから、全然頭に入らないのだ。ちな、文系。
頭には全然入らないのだが、英文法など、何回やっても頭に入らないのだが、文系だから、暗記でどうにかなると思ったのだな。日本史なんかは中学時代得意科目だったので、偏差値70くらいあったし、国語はまあ問題によっては高得点が取れる。英語は単語と熟語を十二分にして受験に挑むプロットを立てたのだ。
とりあえず、冬の模試を受けてみた。今となっては、18歳のときか19歳のときか、さっぱり覚えてない。それに、高校の嫌なやつの声とか姿とか見えたり聞こえたりするし。さらには、なんと、得意の日本史さえ、１問も分からないではないか。
やべー。やっぱり、大学受験って難しいのかにゃ？と、失意のどん底に落とされたのだが、ぶにゃねこは努力をしてみた。
とりあえず、英単語にゃ！英熟語にゃ！日本史の年代暗記にゃ！現代文はセンスでなんとかしよう・・・とりあえず、こんな感じで頑張ってみた。トイレのお供は英単語シリーズにゃ！
中学生のクラスメイトは、旧帝大に行ったり、公立大学に行ったり、高校のクラスメイトは名門かもしれない私立大学に行ってるというし。九州大学って凄いんですか？って感じだったね、ぶにゃねこは。
ぶにゃねこは、毎日お勉強。ウォークマンのボリュームを最大にして、幻聴を振り払ってお勉強。イングヴェイ・マルムスティーンのfire in the skyが轟く中、ひたすら語呂合わせを作っての勉強なのでした。
