●コンセントがみせる蜃気楼
ある未知のテクノロジーをコンセントに仕掛けることにより、特定の部屋にいる個人や、あるいは一家全体に混迷をもたらす、メダパニかテンプテーションといったところの技術なのであるが、実在するのか?いや、実在する。
実はこのテクノロジー、ドルイドやロックブーケほど架空ではなく恐ろしい。
Sonata Arcticaの『abandoned pleased brainwashed exploited』という曲をご存知だろうか。ソナタの初期ベストアルバムのSun sebastianに隠された名曲なのであるが、
Wake up my child. hope is here.With the vengence we have no time to bleed.....
といった北欧メタル特有の「復讐を胸に」の歌詞からすると、虐待からの闘争がテーマの曲なのではないか。(拙い意訳であるが)
実は、コンセントによるまやかしこと、「まことしやかなまやかし」により、この曲通りのことが起こった事件があったのだな。それは、ぶにゃねこの人生において混沌とロマネスクの時代であったのだ。
コンセントのまやかしとは、前述した通りコンセントを利用するようなのだ。(田中律の話による)
コンセントへの「仕掛け」を利用して、自然人の脳内に働きかける結界のようなものを作り出すのかもしれない。
そして、その発現は、獲物(Pray)の集中思考(Concentrate)を基軸とする。
テレパシーの幹部三宅は、このまことしやかな蜃気楼を「女郎蜘蛛の巣」と通称し、ぶにゃねこを絡め取り、翻弄の極みへと叩き落した。
集中思考を利用しなくても、強力なまやかしを発動すれば一家全員を混沌へと陥れることが出来る。
人は思考集中(Concentrate)により、瞑想状態(Meditation)へと移行する。瞑想状態においては、外部からのブレインウォッシュ(強制洗脳)をたやすく刷り込まれてしまう。
強制洗脳とはなんぞや、ということなのであるが、つまりこれが「まことしやかなまやかし」なのである。
強制洗脳によるまやかしは極めてヤバい。
簡潔に言えばマジックマッシュルームに類するトリップのようなものだというのだが、マインドコントロールに類するブレインウォッシュによるシネマトリップなのだ。
ドラマの主人公に仕立てられたり、悲劇的結末のヒロインになったり、異性の性格やゲームのキャラクターの性格が備わったりする。
くどいようだが、まやかしとは強制洗脳である。実在する。
当該事象に気付きを得たとき、部屋は消灯しており、ノンレム睡眠の状態であった。
この、映画体験的混迷テクノロジーにより、多くの事件が引き起こされてきたに違いないのだ。ねこは恐ろしいにゃ……